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にせにせ掲示板X
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メッセージ
あさ wrote: | 当方のスマートフォンは、MVNOと白ロムを導入して数年が経ちました。 | 備忘録のつもりで色々とメモ書きしてみようと思います。ついでにこのメモ | が一人でも多くの方の参考になればと。 | | ※ご注意 | ・以降に記した内容を試す等により読者が何らかの損害を受けたとしても、 | 当方はその一部または全部の責任を負いません。すべて自己責任にてお願い | します。 | ・当方の試行や調査に基づいた内容を記しているつもりですが、幾分主観が | 入ることもあります。ここに書かれた内容のすべての保証はできません。も | し、記述内容に誤り等があれば、ご指摘いただければ幸甚です。 | | と、お堅いことはここまで。 | | | 1.基本的なお話 | | MVNOを使うにあたり、必要最低限把握しておいたほうが良いと思うことを記 | します。 | | *MVNO(仮想移動体通信事業者)ってなんだ? | | 厳密にいえば少し違うかもしれませんが、MNO(DoCoMo, au, SoftBankなどの | 移動体通信事業者)の通信網を借りて通信サービスを行う業者を意味します。 | | MVNOは、MNOに比べて携帯電話やスマートフォンの運用コストを格段に安くで | きるという特徴があります。 | そのかわりといってはなんですが、MVNOを使うには色々と自分で調べたり覚 | えたりという面倒があります。またMNOに比べるとネット接続と通話以外の付 | 帯サービスがほとんど無いものが多いです。 | MVNOが提供するSIMには「DoCoMo向け」と「au向け」があります(最近「Soft | Bank向け」も登場しています)。この区分はどの通信網を使うかによるもので | す。現在使っているDoCoMoやauの端末を流用する場合、また後述の「白ロム | 」を使う場合に意味のある区分にもなります。 | | *そもそもSIM(カード)って? | | Subscriber Identity Module (Card)の略です。スマホ・携帯電話の契約を | 識別するためのカード、電子的な契約証のようなものということになります | 。このカードが無いと端末は3GやLTEといった通信ができません。 | | *標準SIM、MicroSIM、NanoSIM | SIMカードは、サイズに応じて3種類あります。 | 新しい端末はNanoSIMのものがほとんどです。また、NanoSIMをMicroSIMに | 変換するためのアダプタもあるようです(私は使ったことありませんが)。 | | MVNO業者はそれぞれのタイプのSIMを用意しているので、適用する端末がど | のタイプのSIMを採用しているのかを把握しておく必要があります。 | | *白ロム、SIMフリー端末ってなんだ? | | 色々と説明してくださっているサイトは数々あるかと思いますが、ここでの | 説明の趣旨に沿って端的に言えば「MVNOのSIMが使える端末」ということにな | ります。それぞれ違いは以下のとおりです。 | ・白ロム | MNO(DoCoMo, au, SoftBankなど)向けに提供している端末。新品はそれぞれ | MNOとの新規契約や機種変でしか手に入りません。したがって、「中古品」と | して入手することが多いと思います。中古品といっても新品(新古品)や新品 | 同様のものもたくさん流通しています。 | なお、MVNOとの契約では、基本的には、DoCoMoの白ロムならDoCoMo向けの | SIMを、auの白ロムならau向けのSIMを合わせるのが無難です。異なる組み合 | わせもできなくはないですがあまり意味が無いと思います。 | ・SIMフリー端末 | ネットショップや家電量販店等で、携帯との契約とは関係なく購入できる | ものです。最近はMVNOとの契約とセットで販売されるケースも多いです。 | SIMのサイズさえあえばどこのSIMを使っても通信できます。但し海外の端 | 末の輸入品だと事実上使えないことがあるので注意(海外のメーカでも日本 | 向けに売られている端末なら問題はない) | | また、白ロムの中には、赤ロムという、使うことができなくなってしまった | ものもあります。また白ロムが赤ロム化することもあります。赤ロムについ | ては後述します。 | なお、SIMフリー端末が赤ロム化することはありません。 | | *赤ロムとIMEI番号 | | 白ロムは、前述のとおり中古品として流通しています。中古品には色々な素 | 性のものがあり、不正に入手された端末や、割賦が履行されていない(支払 | いが滞った)端末などもあります。 | 通信業者はこういった端末が使われることを避けるため、特定の端末に通信 | の制限をかけることがあります。 | 通信の制限をかけられた白ロムのことを、通称赤ロムと呼びます。 | 赤ロムを掴んでしまった場合、あるいは使っている白ロムが赤ロム化した場 | 合、基本的に誰もその補償をしてくれません。それどころか該当する端末は | 取り上げられてしまうこともあります。 | DoCoMoやauは、どの端末が赤ロムなのか、まだ赤ロム化する恐れがあるのか | 、今後は赤ロム化しないことが確定しているのか(ネットワーク利用制限)を | 調べる手段を提供しています。 | この時に重要なのがIMEI番号という、各端末に固有の識別番号です。 | DoCoMo http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/search.php | au https://au-cs0.kddi.com/FtHome | | | 2.MVNOにしてみようかな・・・ | | 次に、MVNOをご検討の方向けの情報です。かなり主観が入っていると思いま | す。適宜ご自身でもネット等で調査しながらご検討ください。 | | *MVNOに向いている方・向かない方 | | かなり主観が入りますが、以下のような方にはMVNOをお勧めできます。 | ・通信費(ネット)を抑えるのに、自助努力を惜しまない方 | ・通話(発信)をほとんどしない方、あるいはしてもごく限られた相手にし | かしない方 | | こちらも主観が入りますが、以下のような方にはMVNOをお勧めできません。 | | ・不特定多数に通話(発信)する方・・・あまりお得な運用ができないかも | しれません。 | ・色々なことをネットで調べたり覚えたりすることが極端に苦手な方、嫌い | な方・・・MNOではある程度「業者任せ」もできるかと思いますが、MVNNの場 | 合ちょっと運用が厳しいかもしれません。 | | *MVNOにする際の選択肢 | | 現在の利用状況と今後の指向に応じて、以下のような選択肢があります。 | 1.DoCoMo契約あるいはau契約の方が、現状の端末を買えずに通信契約だけMV | NOに移行する | MVNOで、それぞれ現契約の業者に応じたSIMを調達すれば基本的にはOKです | 。現在お使いの端末の対応状況をMVNO業者のサイト等で事前確認しておくこ | とをお勧めします。また現端末の割賦契約状況も要確認。 | 端末を変更しないので変更のインパクトは小さいです。ただしキャリア固 | 有のサービスは使えなくなるものがたくさんあります。この点も、事前に抑 | えておきたいところです。 | 2.SoftBank契約の方が、現状の端末を買えずに通信契約だけMVNOに移行する | | まず、2017年3月時点で業者は限られますが、SoftBank向けのSIMを出して | いるMVNO業者もあるようです。まずはそちらを検討するのが良さそうです。 | | 次に、SoftBank端末にDoCoMo向け、あるいはau向けSIMを載せて使うケース | についてですが、機種によってこれができるものできないものがあります。 | | またこれができる機種でも「SIMロック解除」という作業をSoftBankショッ | プで実施する必要があります。なおSIMロック解除は割賦契約が終わっていな | いとできなかったと思います。 | どうしてもこの端末じゃなきゃ嫌!ということでもない限り、ほとんどメ | リットは無いと思います。また、キャリア固有のサービスが使えなくなるの | は1.番と同様です。 | 3.SIMフリー端末を新たに調達し、通信契約もMVNOに移行する | 一番オーソドックスかつ無難な選択肢です。最近はMVNO業者がSIMフリー端 | 末とセットで販売しているケースもあります。 | SIMフリー端末は、MNOのショップで流通している端末に比べると機能が少 | なかったり性能が低かったりします。この点は充分に事前に調査しておくの | が良いと思います。 | 4.白ロムを新たに調達し、通信契約もMVNOに移行する | ある意味、MVNOを充分に活用する選択肢です。現状、白ロムはMVNOのSIMと | 同時に購入することができないので、端末だけ事前に調達しておくことにな | ります。 | キャリア固有のサービスが受けられないのは1.と同様です。また、赤ロム | の心配もあるので、端末の調達時には充分に注意が必要です。 | | *MVNOへの移行とMNP | | 私の場合上記の4.で、SoftBankからBIC SIM(実体はIIJ mio)にMNP(番号ポー | タビリティ)で移行しました。 | MNPを行う場合、少し気にしておくべきことがあります。というのは、多くの | MVNOの業者さんの場合MNPの手続きに少し時間がかかるため、スマートフォン | での通信ができなくなる期間がそれなりにできてしまうことがあります。 | 当時私がBIC SIMを選んだ理由のひとつがここで、特定のBICカメラ店舗(当時 | は有楽町のみ)の窓口で契約すれば、MNPでも即日SIMが使えました。 | (MNPでなければ、どこおMVNOでも即日SIM発行は可能です) | 2017年3月現在では、MNPでも即日使えるようにしてくれるところは他にもあ | ると思います。少なくともBICカメラは対応窓口を持つ店舗が増えています。 | | MNP自体は、おそらく他の(たとえばSoftBank からDoCoMo等への)移行と同等 | と思います。現在契約の業者さんからMNP用の書類を出してもらい、新しい契 | 約の業者さんに提出する流れです。 | | | 3.SIMフリー端末か、白ロムか、迷う! | | 最後に、新規に調達する端末についてです。こちらもネットにたくさん情報 | がありますので、適宜ご自身でもネット等で調査しながらご検討ください。 | | | *SIMフリー端末の良いところ | | 安い端末が圧倒的に多いです。また最近は選択肢も多いので、選ぶ楽しみも | あると思います。 | さらに、白ロムやMNOのショップで流通している端末にはそのキャリア専用の | 余計なアプリが入っていたりしますが、SIMフリーはそういったものが無いま | たは少ないです。 | | *SIMフリー端末の注意点 | | ワンセグ、おサイフケータイ対応のものは極端に少ないです。また、防水加 | 工されていないものも多いですし、幾分性能も抑え気味であることも多いで | す。 | このあたりはよーーーく仕様を確認しながら選ぶべきと思います。 | | *白ロムの良いところ | | 高機能かつ高性能な端末が多いです。 | そもそもDoCoMoやauから出ている端末ですので、ワンセグ、おサイフケータ | イ対応、防水加工がふつうについているものが多いです。 | | *白ロムの注意点 | | 最新機種を調達しようとするとかなり高額です。下手をするとDoCoMoやauな | どの2年縛り特約等と比べてトータルコストが変わらないこともありえます | 。 | またキャリア専用のアプリが入っていて、しかもそれが消せないこともあり | ます。このへんはある程度諦めるしかないかもしれません。
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