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#1445/1463 にせにせボード
★タイトル ( ) 22/10/31 01:42 ( 55)
VOCALOID6 / あさ
★内容
VOCALOID6 Editorを仕入れました。
ちょっと試した程度ですが、ひとまず感想などを。
VOCALOID6、以下のような方は「買い」だと思います。
・VOCALOID4 Editor, VOCALOID5 Editorを使っていて、より作業を効率化したい方
・今からVOCALOIDを始めたい方
〇VOCALOID6について
VOCALOID6のボイスバンクは、VOCALOID5までのボイスバンクと比べて調整できるパラメータが異なっています。
VOCALOID6では、音の単位で調整できるパラメータは、Dynamics(音毎の音量)、ピッチベンド、ピッチの微調整、ビブラート、エクスプレッション、発声タイミングです。
それ以外は、パート毎に調整できるStyle、ROBOT VOICE、Breathやエフェクト類(VOCALOID5でも採用されています)です。
パラメータの数だけいえばVOCALOID5までに比べて格段に少ないですが、VOCALOID6ではデフォルトでも結構いい感じに仕上がります。AIが良い仕事をします。
少ないパラメータ数で満足度の高い仕上がりになるので、制作は効率的に行えると思います。
また、エクスプレッションの使い勝手が良いです。
いままでのVOCALOIDは、個人的にR&B系のボーカルが苦手だと思っていましたが、エクスプレッションをうまく使えばR&B系での表現がかなり良い感じになりそうです。
逆に調整できるパラメータが少ないので、独自性を出した表現には向いていないかもしれません。
〇VOCALOID6 Editor vs VOCALOD5 Editor
VOCALOID5 Editorに比べていくつか改善されているように思います。
一番有難いと感じたのは、従来はパラメータ調整用のウインドウは全てピアノロールの下だったものが、一部のパラメータ調整ウインドウが画面右に出るようになったことです。
今まではパート数が増えるとFull HD画面では不便を感じることが多々ありましたが、VOCALOID6 EditorならFull HD画面でも良い感じです。
VOCALOID6のボイスバンクに限れば、ピッチ微調整、ビブラート、エクスプレッションについてはピアノロール上でも右画面でもできるようになっていて、ピアノロール上ではグラフィカルな編集、右画面では数値入力での編集ができて、これも効率的な作業に役立ちます。
VOCALOID5までのボイスバングの場合、できることはVOCALOID5 Editorと変わらないです。ただし前述のとおり右画面が使えるのはありがたい感じです。
〇VOCALOID6 Editor vs Piapro Studio NT
まず、VOCALOID5/VOCALOID6 Editorはオーディオトラックの取り込みやミキシングができ、トラック毎に内蔵エフェクトをかけられるのに対し、Piapro Studio NTはオーディオトラックが読めません。
ただし多くの方はVOCALOIDトラックの編集のみに使うでしょうから、ここでは、VOCALOIDのボイスバンクを「歌わせる」観点のみ記します。
どちらにもそれぞれの良さがあると思います。
細かな使い勝手の差は沢山ありますが、特徴的なのはピッチベンド、ビブラートの扱いの違いだと思います。
・ピッチベンド
Piapro Studio NT : ピアノロール上でマウスを使って波形を描く
VOCALOID5ボイス : メニュー選択+数値調整またはピアノロール上のマウスドラッグにて数値調整、コントロールウインドウ上でマウスを使って波形を描く
VOCALOID6ボイス : コントロールウインドウ上でマウスを使って波形を描く
・ビブラート
Piapro Studio NT : ピアノロール上でビブラート種類を選択しコントロールウインドウで調整
VOCALOID5ボイス : メニュー選択+数値調整、またはピアノロール上のマウスドラッグにて数値調整
VOCALOID6ボイス : 速度・深さ・開始位置を数値入力またはピアノロール上のマウスドラッグにて数値調整
以下、好みにもよるのであくまでも私見となります。
ピッチベンドの扱いやすさは、
VOCALOID6ボイス < VOCALOID5ボイス < PiaPro Studio NT
VOCALOID6のボイスでは、ピッチベンドのらくらく入力が削られました。
ビブラートの扱いやすさは、
VOCALOID5ボイス < PiaPro Studio NT < VOCALOID6ボイス
VOCALOID5ではビブラート発現タイミングの調整ができなかったのですが、VOCALOID6ではそれができます。
Piapro Studio NTではビブラートの種類が豊富なのですが、VOCALOID6 Editorの数値入力の便利さのほうが上だと思いました。
〇さいごに
VOCALOID6のボイスバンクは使い勝手が良いと思います。
いまから始められる方は、ミクさんの声をメインに使いたい方には初音ミクNT+Piapro Studioを、とにかくVOCALOIDに触れたい方にはVOCALOID6がおススメです。
VOCALOID5 Editorをお使いの方は、VOCALOID6 Editor乗り換えを検討してみても良いと思います。
願わくばミクさんとルカさんのVOCALOID6ボイスバンクを出して欲しいけど、Piapro路線を進めているクリプトンさんからは出ないよなぁ、きっと。
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